技法

お皿は円それとも楕円?

dish 398.JPG  お皿  図 


「お皿の描き方がむずかしそうだから」、と過去の「1枚の絵」という雑誌のコラムで池田道明氏が記載されていたものを参考にしています。

お皿は真上から見ると円ですが、絵のモチーフとして見るときはたいていの場合斜め上から見下ろすようになります。ですから、楕円形になるわけです。

しかも、お皿の淵の大きい楕円と中の小さい楕円とでは中心軸が異なることになります。図で説明しますと大きい楕円の軸は青色、小さい楕円の軸は緑色です。

a・・・お皿の奥行き
b・・・お皿の横幅(青色の線)
お皿に外接する4角形は台形です。

大きな楕円の軸は、お皿に外接する台形の対角線の交点を通ります。

c, d, e は大きい楕円と小さい楕円とのへだたりです。
また、大きい楕円の軸(青色の線)と小さい楕円の軸(緑色の線)とのひらきがお皿の深さとなります。

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静物画

たけのこを描く

たけのこを描いてみました。

vcm_s_kf_repr_271x383.jpg



  bamboo shoot  水彩 6号(部分)



一度描きたいと思いながら逃していましたので、今年はスーパーで買いました。
ラジオニュースによりますと、雨が少なかったせいで今年は出荷量が少なかったそうです。

あまりにもすなおな形でおもしろみにかけるのですが、背の高いものとして
立ててモチーフとしました。

鉛筆の下書きから始めます。

中心線を決めて、たけのこがすっぽり入る長方形を書きます。
たけのこは右に傾いているので、不要な左上と右上右下の三隅を除きます。

たけのこの皮はまるで十二ひとえを着たようについていますので
その様子を書き加えます。

問題は色の付け方です。

皮を一枚一枚外側から順番に色付けしていくのではありません。
このやり方ですとたけのこのどっしりとした重さが表現できないからです。

まず、光源を意識して円錐形への光の当たり具合を観察します。
そして、皮の重なり具合を無視して全体に色を付けます。

左に光源あるとすれば、明かるい→中間→暗い→反射光、という順番になります。
これで手前にまあるくなっていることを表現できます。

それからよく見て皮の明るい部分と暗い部分を描きこみます。
表面のふわふわと毛の生えていることを表すには、平筆の毛先を画用紙に垂直に立てて皮の上を下から上にとなでます。

2,3回繰り返しますと毛羽立った感じが出ます。
その後、先のとんがっている青い部分を描きます。
いかがでしたか?

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盛り花を描く

gloriohsa 352.JPG グロリオーサ 水彩画 6号


いろいろな花を花瓶に投げ入れて公民館の絵画教室で描きました。

「わぁーきれい」といった感動が先走り、どの花もいとおしくなって後でメインの花はどれかな?と首をかしげる始末です。

まあこんな絵もあっていいのではないのという感じです。

とくに注意したポイントは、影の色、緑のヴァージョンを増やすことそして少しは光の方向を意識したことです。

陰影の色は黒という認識は捨て去ってください。それぞれに色味があります。たとえば、赤いりんごに陰をつけようとするときは補色の緑とか紫を混ぜるといった具合です。

みなさんもご存知のように、赤と黄と青を混色すると灰色ができますが、各色を混ぜる割合によって色味が変化します。灰色(グレイ)は色と色をつなぎ合わせる大変使い勝手の良い色です。

緑のヴァージョンを増やすことについてはいつも悩みます。
空色系のセルリアンブルー、コンポーズブルー、ウルトラマリン、ペインズグレイなど、
紫系のヴァイオレット、補色の赤系などを使用しています。

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花を描く際のポイント

花を花瓶に入れて描くときには、こんなことに注意したらどうでしょうか?

(1)モチーフのセッティングについて

・花瓶の色や形、背景の色が花をいかすように工夫します。

・花の向く方向に変化をつけます。
 正面を向いた花、横を向いた花、斜めに向いた花、花の裏側を向いた花など。

・花の成長の過程がわかるようにするのもおもしろいです。
今を盛りに咲き誇っている花、つぼみの花、咲き終わった花など、さまざまな段階の花を集めます。

(2)画用紙上の構図について

・豪華な投げ入れのような花をしっかりと描きたいときには、花瓶の底まで入れなくても構いません。

・絵の四隅に変化をつけるようにします。
四隅.bmp
 (図1)




左側の絵は四隅の形に変化が乏しく、右側の絵は四隅の形に変化をつけています。
「四隅の緊張」といって、花を除いた部分の形も美しい形となるよう心がけなさい、という言葉があります。

・手前の花、奥の花、中間の花というように位置関係を意識します。
ポイントとなる花は詳細に、上下左右の背景に溶け込んだ部分、背景と離れた部分を大きくわけるようにします。

・花の輪郭線にも強弱を見つけます。

・明暗に注意します。モチーフの明るい部分の背景は暗めに、モチーフの暗い部分の背景は明るくします。
 明→暗→明→暗→・・・となるようにします。明暗.bmp
 (図2)





(3)その他

生きている花は描いている間ににもどんどん変化しますので、時間との戦いでもあります。

床に広げた新聞紙の上に花瓶なしで無造作に置いた花を描くのもおすすめです。新聞紙の下に湿り気を含ませる工夫をすれば、花の美しさを長く保つことが出来ます。

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本の紹介

水彩スケッチベからず集

私自身水彩画を描き始めて結構長い年月が経過していますが、
次に紹介する本を読んでみてあらためて気づかされた箇所かいくつか
ありました。

やっていませんか、こんなこと
 水彩スケッチべからず集
」 鈴木新著 日貿出版発行


日頃習っている講師の先生から次のような注意を受けた経験はありませんか?

テーブルが傾いていて上のものが滑り落ちそうですね。
主役が二人いますね。

建物が傾いています。
歩道には段差がついていないのですか?

この道は行き止まりなのですか?
交通信号機を描く際には信号がひとつ点灯していることに注意します。

自転車のスポークは数少なく描くよりすべて省略した方がよい。
戸外でスケッチする際のマナーについても書かれています。

その他著者が生徒さんを指導されていて間違いやすい点をピックアップされています。

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